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各部検証
最近雪が降りましたが久しぶりの雨って感じです。
これからどんどん暖かくなってきますね。
さて、レースKITとSTDパーツを比較しながら
エンジントップを組んでいきます。
腰下は特殊工具のオンパレードで国産車のツールでは
ばらせない部分があるのでケースが割れないので
工具待ちになってしまいました。その間にやれるところをやりましょう。
ピストン比較ですが、形状、ハイト、バルブリセスともに
ほぼ同形状です。違いはピストン重量が若干違うくらい。
カムシャフト STD リアバンクのウェブがかじってます。フロントバンクOK
たぶん、熱の影響があると思います。特殊コーティングバルブレバー(ロッカーアーム)
は、ぜんぜん綺麗なものでした。さすが1個 1万円!
STDカムリフト
KITカムリフト。ゲージの数値は適当ですが、リフトは1ミリアップで作用角も増えてます。
なんとなくわかりますか?
ココで問題発生。ヘッドにカムを仮付けしてカムホルダーを規定トルクで閉めると
KITヘッドの片側のホルダーがきついようでカムが回りません。
原因を探るためカムシャフトの寸法を測ります。
インテークカムジャーナル径
EXカムジャーナル径あと、ほかのバンクのカムと、STDのカムも図りましたが
プラスマイナス0.001ミリの誤差でさすがドイツの製品ですな!と感心しました。
このエンジン、本体はオーストリア製でアメリカ、ドイツ、もちろん日本、
後はスイス,フランス などの部品で構成されています。ワールドワイドですな。
カムホルダ内径を測ったところ原因はココでした。
加工ミスが原因ですが交換してもらう時間もないので
再加工でクリアランス確保するしか有りません。
国産の部品ではありえないですがまあ、こればかりは輸入部品なのでしかたない。
バルブスプリングリテーナー比較です。
STD8グラムに対してKITは5.8グラムです。約27パーセントも
軽量に仕上がってます。このパーツはアメリカ製です。
バルブスプリングはダブルに変更です。日本製。
インテークバルブは42φと大径ですが39グラムと
軽く仕上がってます。
シムの実寸を測ってます。このサイズはあまり持ってないので
追加で各サイズを取らなければ。
まだまだ続きマース。
2011年02月18日
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